静岡県掛川市にて小笠地区の研究会でmpiの樋田さん(東海・北陸エリア パートナー講師トレーナー)が、掛川市立西中学校で中1の公開授業をしました。
小学校で英語活動を体験してきた子どもたちは中1でこんなにできるのか、と本当に嬉しくなりました。
何かできるようになるかということですが、
1. 英語でコミュニケーションができる
全て英語による、スピードの早い授業なのにまったく困る様子がない。
次々に出される指示に自然に身体が動き、指示通りにできる。
コミュニケーションゲームを、積極的に楽しむことができる。
先生のいうことを理解し、分からなければI don't know. といい、内容によってはMe, too.などと意思表示もする。
冗談を理解し、笑ったり、日本語だったりもするけど何かをいう。
2. 文法もできている
QA100の絵カードをみせると、Do you…? Does your …?という疑問文がでてくる。初めて見たと言うことだが、よくできる。
QA100の文カードをスピード読みできる。
そのカードを使って、グループで、又は個人で質問したり、答えたりできる。
3. フォニックスに挑戦
Active Phonicsのフォニックスアルファベットをついていえる。
絵カードで見た単語を文字カードを並べてグループで作れる。なるべく知らない単語に挑戦させていた。考えることに意義あり。
ぶっつけ本番の、はじめて出会う先生とこれだけの授業をこなす生徒であれば、中3になったら、どんなに素晴らしくなるだろうか、と考えるだけで嬉しくなりました。
公開授業のあとで私が担当したワークショップでは、小5、6年生の指導法とそれに続く中1の指導法を練習していただきました。およそ70名の中学校の英語の先生を中心とした参加でしたが、皆さん、とても明るく、積極的で、良かったです。
公開授業が明るく、楽しかったので、ワークショップもノリノリでした。自分たちの地域の中1がマナーもよく、英語もできていて、先生方も気持ちよくなった一日でした。
新型インフルの流行により、生徒も先生も全員マスクでした。生徒はマスクにすっかり慣れており全然気になっていない様子でしたが、笑い声が聞こえても、笑顔が見えない、記憶に残る一日でもありました。アラブの国の女子校ではいつもこういう授業なのかな、とおもわず考えてしまいました。