2026年、1月17(土)〜18日(日)、神奈川県葉山町にある湘南国際村センターというところで、1泊2日の Legacy Retreat という名前の研修というか、「みんな集まれ!」の会がありました。その副題は、Passing the Light Forward とういうものでした。
まず驚いたこと2つ。
その1は施設の立派なこと!どんな国際会議でも、G8サミットでもできそうなところでした。目の前は富士山。
その2は参加者の顔ぶれ。全国から、何十年もの付き合いの方やら、新進気鋭の方々やら、15名の参加。たとえ何を聞いても大丈夫、聞かれなくても大丈夫の強烈メンバー。この人たちを黙らせておくにはどうしたら良いのか?私がまず考えたことでした。
開会の挨拶
―この場を、この繋がりを、最大に活かすー
参加者へこの2日間の過ごし方について伝えました。
考える、話す、質問する、意見を交換する、収穫を持ち帰る。さらに、Let me try! の精神を忘れてはいけない、講師と参加者がタグを組んで知識と知恵をやりとりしなくてはならない、「デフリンピック」方式で常に共感を示さなくてはならない。2日間、このやり方で通しました。お疲れ様〜。
第1セッション
―mpiの原点と歩んできた道―
私は2025年にアメリカを2週間、再訪しました。その時の写真を見てもらいながら、1975年に5歳と3歳の子供を連れてカリフォルニア州へ渡り、フレズノ州立大学とサンフランシスコ州立大学でどんな大学院生の生活をしたのか、フォニックス指導法はどこで初めて学んだのか、そして「英会話たいそう」はどの場面から生まれたのか、をお話ししました。
mpiの45年の軌跡をたどりながら、お付き合いの長いメンバーの皆さんは、自分の人生を振り返っていたようでした。新しい方は、そうなんだ〜!って。
今に続くmpiの理念。つまり、real Englishの提供、phonics 学習の普及、楽しい英語教育の提案に触れ、参加者の皆さんは自分がいつどこでどのようにmpiと接点を持ったのか、その後、自分はその理念をどう実現していったのか、振り返りました。
このセッションの最後には、私が尊敬する緒方貞子さんの、「いやでも、それがやりたくなくても、未来について考えるのを放棄してはいけない」という我々に投げかけられたメッセージを伝え、これからのセッションではどんなに嫌でもそれをしなくてはならないとお伝えしました。
第2セッション
―言語を習得する“本当の喜び”とは?
言語習得は、人間が神様から与えられた最も神聖なシステムだと私はいつも思っています。今回のセミナーで私が最も語りたかったことです。
母として、祖母として、子供たちや孫たちが自分の目の前で起こす数々の奇跡、つまり言語習得。母語、外国語、そしてデジタル言語の習得。子供はすごい、そして若者もすごい、どんなに感嘆してもしきれません。
そしてもちろん、学習による習得、これこそがここに集まっている参加者の皆様が仕事として関わっていることです。幼児、幼稚園生、小学生、中学生、さらには高校生、大学生、大人も含め、これまでやってきたことがそれぞれの個性の中で花を咲かせる瞬間。ああ、この事と関われた幸せ!
そして成功も失敗も、なんでもありますね。
そろそろ、「英語を教える」を卒業して、自分のこれまでの経験を活かして、国際的な観光ガイドになったり、地域おこし、日本語のできない子供や大人の支援など、人生の幅を広げている人もいます。
どの場面を選択するにしても、人が言語を獲得する、母語にしろ、外国語にしろ、その喜びは変わりません。一晩中語ってもつきぬ話題ですが、ここで夕食。
第3セッションは、ナイトセミナー
―自分がときめいて生きるための4つのポイントー
食道癌の治療を専門とする外科医の帯津良一先生(現在88歳)の例を借りながら、参加者が自分の人生、これからの人生の指針を考え、発表しました。
帯津良一先生のものは、1酒、2仕事、3太極拳、4ハグ 、というものでしたが、参考にしてね、などというのは、すぐにぶっ飛びました。参加者の心意気。すごかったです。
皆さんがやっていること、目指していること、これからやろうとしていること、その原点。
うひゃ〜、すごい。すごい。百花繚乱とはこの事です。全員に4つのキーワードを板書してもらって、それを元にスピーチをしてもらいました。すごかったな〜。面白かったな〜、よく笑ったな〜。ネットでなく、生身で会うことの良さが全てでたセッションでした。
そして私からは、私がどのような本を読み、何を考え、どんな言葉を反芻しなら生きているかを紹介しました。
ビクトル・フランクルの「夜と霧」を読んでない人はダメ!などと多分なおせっかいをしながら、インプットないところにアウトプットなし、私の人生を導いてくれるのは読書、と位置付けました。
素直な参加者の皆様は、「もっと読書しなくては」と反省してくれました。
その後のさらにナイトセッションは、1階のラウンジで、(ここが広い)12時まで、ちょっとお酒付き、話題は様々。関西弁とNHK日本語が一番盛り上がったかも。
ちょっと余談。
2日目の朝は7時から散歩。
寒いし、風がピュービューと吹くなかで、ちょっと高いところに上がって、みんなで「ラジオ体操、第1」をしました。珍しいグループかも。富士山は目の前に。富士山を見ると自分が守られているように思うのは、自分が日本人だから、かな。
第4セッション
―今、私を夢中にさせるもの〜時代と共に歩む〜
さて、これで最後のセッション。
教育界に、そして、地域に、そして日本に、そして世界に溢れる諸問題を意識しながら、「それでどうする?」を自分の3つの決意表明で考えてもらいました。
学習環境の変化、不登校児の増加、テクノロジーの進化、少子高齢化、多様化する社会、多発する災害、自然環境の変化、bad news あれば必ず good news ありです。
講師としての私は、「これから皆さん、どうするの?」と柔らかく投げかけたつもりでしたが、(そんなわけないかも)、今回の参加者の皆さんの決意、その広さ、深さがあまりにすごく、半分は政治的、半分は哲学的、という感じだったでしょうか?
いやはや、参りました。15名の皆様の未来が光り輝いていました。脱帽。
私からは、今、自らのミッションとしている、頑張る若者支援の一例として、宮城県石巻市の大川小学校の若者との取り組みを紹介させてもらいました。
参加者の皆様、そしてスタッフの皆様、この大切な2日間の経験に感謝です。
みんな元気でね。(そんなこという必要がないのですけど。。。)