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レポート:小学校英語の現場から
(2011年4月より全国の公立小学校5年生、6年生で外国語活動が実施されます。)
新小学校学習指導要領の第4章 外国語活動 第3 指導計画の作成と内容の取扱いの中で、「指導計画の作成や授業の実施については、学級担任の教師又は外国語活動を担当する教師が行うこととし、授業の実施に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用に努めるとともに、地域の実態に応じて、外国語に堪能な地域の人々の協力を得るなど、指導体制を充実すること」となっています。地域人材の活用については各自治体、学校により異なりますが、日々の授業を支援する日本人英語指導者は欠かせない存在となっています。
ここでは、全国の小学校で活躍されているJ-SHINEトレーナー講師、上級指導者など、J-SHNE資格取得者の活動をご紹介します。
2012年2月3日
J-SHINEトレーナーとして、英語講師として、学院のスタッフとして

戸塚貴子
J-SHINEトレーナー
オプネット英語学院部長・スタッフトレーナー

レポート:小学校英語の現場から

みなさんこんにちはトレーナーの戸塚貴子です。 静岡県西部地方をベースとして活動しています。 20代の中盤にOL生活にピリオドを打ち、カナダへ日本語を教えるプログラムに参加したのは18年前。そして、帰国、現地での言葉の苦労はある程度英語を学んでいったはずの私でも、日本人も一人もいない、日本語を探そうとしても探せないカナダの田舎では、「伝える」ことの苦労を毎日感じ、「伝える」ことの楽しさも実感したのもこの時でした。言葉で難しいことは、やってみせる、行動して見せる、そうすると人々は一目おいてくれることも体験しました。身を持って、説明できる言語の大切さ、そしてパーフォマンスして見せる大切さ、両方が必要であるとしみじみ感じて帰国しました。

英語を教える仕事につきたいと思い、現在勤務のオプネット英語学院に入社したのは自然な流れでした。スタッフの半分は外国人教師、毎日が異文化を持つ人たちとのコミュニケーションをとらなくてはいけない状況です。相手に理解してもらうように自分の考えをしっかりと伝える努力をしなくてはいけないと同時に、ある程度のルールがあればお互い同調しようとする日本人のすばらしさも実感しました。大人である私が四苦八苦して克服しようとしているのですから、これからを生きる子どもたちにそれを教えてあげるのは私の使命である!と考えています。

2005年、オプネット英語学院はJ-SHINEの認定団体となり、J-SHINE講座の運営、講師としての経験がそこから始まりました。ちょうどそこは私の中で、自分の経験としてこうやるといいじゃないかという余見だけではなく、自信を持って、理論に裏付けされたものがほしい。もっと今クラスで何が起こっているのか? 生徒の頭の中には何が起こっているのかを知りたい!という気持ちが湧き上がってきていました。
mpiの講座を初級、中級、上級と一気に受講。毎週末は新宿通いです。9年間カリキュラムを一人でも多くの生徒に指導したい、このよいものをできるだけたくさんの人に指導したい。それには、たくさんの指導者が必要であり、その人材育成が不可欠! 人を指導するならなおさら、私の経験を理論で裏付けする必要がある!と、2007年にトレーナー資格を取りました。 その時に知り合いになった社外での人たちは、励まし、情報を共有できた同士のような存在でお互い切磋琢磨し合えた状況がなければ、トレーナー資格も取れなかったかもしれません。感謝しています。

勉強心に火がついて、大学院に入学、勤務をしながら、今度は、週末は名古屋へ通い大学院でTESOLを学びました。体は疲れていても、勉強しにいくと、もやもやが吹き飛び、元気になるということを繰り返しながら、勉強する、会社内でそれをフィードする、自分の理解が深化する、というとても恵まれた環境の中でやらせてもらいました。
自分の理解を深めるには、やはり人に話してみる、使ってみるのが近道と実感しています。

現在の活動としては、タイトルにあるように3つのわらじを履いているかもしれません。
トレーナーとしてJ-SHINE講座を運営し、年に3回ほどのサイクルで講座を開催しております。受講生は地元ですでに自宅で教えているが、今後の指導法に悩んで来られる方、小・中学校の現役の先生、これから英語指導の世界に一歩を踏み出そうとしている方など、いろいろな立場の方がいらっしやいます。みなさん立場は違えど、自分をよりよくしたいというパワーにあふれています。受講生の方たちには将来的にどんな小さなところからのスタートでも、現場に立ってもらうということを念頭に置いて、指導しています。
この他に「国際教育サポートセンター」というNPOを運営していて、ここではJ-SHINE講座を修了された方が、実地を積んでいただく場の提供とネットワーク、ワークショップを行っています。浜松市内の2つの小学校でボランティアとして10名ほどの方がたが、担任の先生とのTTを行っています。小学校英語での生の現場報告、シェアリングは、一人でないと思わせてくれる、継続の礎になるものです。 昨年、磐田市で一年間、英語活動サポーターとして7名の方が、仕事として勤務されました。

英語講師としては幼児から、大人までを9年間カリキュラム100%全開で指導しています。 説明するより、やって見せる、身体性を重視する、はいつも指導者として、今あるところから+αしていかなければいけないし、中学生のステージになれば、今度はそこから+人間的な内面を磨いていく生徒を育成していくには、自分の日頃を振り返ることが必要で、頭はフル回転です。でもどこかにユーモアや、レッスンの中でみんなが笑いあった瞬間があれば、そういった難しいことも吹き飛んでしまうのかもしれません。ユーモアを持つ余裕を持って教えることも必要ですね。長期戦ですから。

学院の会社スタッフとしては学校としての全体のマネージメントから、たくさんの生徒さんが9年間カリキュラムを学べる目標のもと、生徒募集、運営、カリキュラムなど日々の業務を行っております。

小学校外国語(英語)活動がスタートしましたが、現場での様子から今後の目標としては、第1にTTの必要性を説明し、具体的に見せる、そして実感してもらうことをまず今ボランテイアで行っている学校から始めてみる。英語活動全体として大事なことですが、まずは自分とかかわっている学校、先生から始めたいです。
第2に英語活動のあるべき理想像というものを明確化、ビジュアル化する場のモデルを提案していく。今できなくても、これでいいのではなく、こうやっていきたいと描ける指針を浮き彫りにさせること。モデルがないと先生は自分がよくできているかどうか不安であり、またはこれでいいのだと満足されてしまう怖さがあるのです。
第3に定期的な勉強会の必要性もさることながら、悩んでいることをシェアリング、共有できる場を作る。大学院の教師ワークショップを専門とされている教授から聞いたのですが、調査によると、教師が継続していくには、「お互いを支えあい、学びあう教師ワークショップが唯一無二の方法である」ということです。教師は喜びもたくさんありますが、一方で苦労もある職業です。よいものを広げていくにはたくさんの指導者、新しい人材が継続して育っていくことが必要です。
そのよいものを広げていけば、住む地域、県、しいては日本を変えていくことができるかもしれないと思うのは決して壮大な夢ではないと信じてやみません。
次回は岩手県盛岡市でご活躍の三浦聡美さんにお願いします。