わくわくドキドキの人生にする|小学校英語と英語教材、指導者資格はmpi

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レポート:小学校英語の現場から
(2011年4月より全国の公立小学校5年生、6年生で外国語活動が実施されます。)
新小学校学習指導要領の第4章 外国語活動 第3 指導計画の作成と内容の取扱いの中で、「指導計画の作成や授業の実施については、学級担任の教師又は外国語活動を担当する教師が行うこととし、授業の実施に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用に努めるとともに、地域の実態に応じて、外国語に堪能な地域の人々の協力を得るなど、指導体制を充実すること」となっています。地域人材の活用については各自治体、学校により異なりますが、日々の授業を支援する日本人英語指導者は欠かせない存在となっています。
ここでは、全国の小学校で活躍されているJ-SHINEトレーナー講師、上級指導者など、J-SHNE資格取得者の活動をご紹介します。
2011年6月2日
わくわくドキドキの人生にする

J-SHINE小学校英語育成トレーナー
福岡県春日市立小学校 外国語活動指導員
mpiパートナー会員
遠藤 小百合 ENDO, Sayuri

レポート:小学校英語の現場から

 皆様こんにちは。樋田禎美先生よりバトンを引継ぎました遠藤小百合です。
 私は学生時代、何が起こっても教師にだけはならない、と思っていた人間でした。高校まで地元(奈良県)の公立学校で過ごした私は、自分の信念や意見を堂々と言えずにカリキュラム通りの授業をこなすだけの先生たちを横目で見ながら、「私はこういう仕事はしない。」と心に決めていました。英語は使えてなんぼのもの、という勝手な持論を持ち、近所の英会話スクールにはいそいそと通いながら、高校での英文法の成績は赤点の常連でした。大学卒業後は民間企業に就職し、航空機の乗務員として世界を飛び回ったり、別の仕事で海外赴任をしたりし、人生を楽しく豊かにするコミュニケーションツールとして英語を使ってきました。その私が、公立小学校外国語活動指導員に採用されたのは、運命のいたずらか、はたまた神様が私に何かの課題を突きつけたというしかありませんでした。それから4年、人生とはかくも不思議、私は楽しくて仕方ない日々を過ごしています。

 自分が社会人生活の中で獲得してきたスキルや経験を、今までは自分のために使えれば良いと思ってきました。私は自分の人生を楽しく豊かにすることに興味があり、誰かのために自分のスキルや経験を使うことなど考えていませんでした。しかし、授業の中で世界のことを話したり、体験談を話したりした時の子どもたちの食い入るような目、身を乗り出さんばかりの好奇心に触れるたびに、私の中で何かが着実に変化していったのです。
 4年の間に、たくさんの先生方と出会い、子どもたちと出会い、mpiと出会い、J-SHINEと出会いました。様々な課題を乗り越えて行くうちに、自分がこれからするべきことは何なのかと考えるようになりました。その答えのひとつが、小学校教員免許取得であり、J-SHINEトレーナー試験への挑戦でした。

 キラキラした目で未知のことを知ろうとする子どもたちがいる限り、私がするべきことはたくさんあると感じます。私が日本の外でしか見つけられなかった英語学習の楽しさを、小学校現場で実現していくことが今の私の目標です。
 それからもうひとつ、私の大きな目標は、小学校担任教師の不安と負担を軽減することです。今年度より高学年において外国語活動が必修となりました。しかしながら、実際どのように授業を進めて行けば良いのか、具体的な研修も教材研究の場も提供されていません。ティームティーチングで有意義な活動が実現したときは、教師も子どもたちと同じように目が輝き、不安が少しずつ減っていく手応えを感じます。トレーナーとしては歩き出したばかりの私ですが、今後現役教諭対象のセミナーなどを通して、楽しく活動を進めていける方法をより多くの方にお伝えできることをとても嬉しく思います。

 未来を生きる子どもたちが目の前にいる限り、少しだけ先に世界を少し見てきた私がそれを伝え、子どもたちが夢や希望を感じることの出来る環境を作ってあげたい。子どもたちが身を乗り出して活動してくれると、私もわくわくドキドキします。わくわくドキドキは私の人生のモットーなのです。そのわくわくドキドキが、小学校の外国語活動の現場にあったなんて嬉しい誤算でした。
 「あなたは教師になるべきだ。」という友人たちの言葉をことごとくはねのけてきた私ですが、ひょっとして教師こそが私の天職だったのかも?!と、内心ドキッとしています。

 次回の実践報告は、静岡県掛川市の溝口良子さんにお願いしたいと思います。溝口先生、よろしくお願いします!