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2012年1月6日
新年あけましておめでとうございます
〜日本の外国語教育の輝かしい未来のために〜
今年も皆さんと一緒に頑張りたいこと
mpi会長 松香洋子
レポート:小学校英語の現場から

明けましておめでとうございます。
これを読んでくださる皆様の1人、1人にとって今年が幸福な年になることを心からお祈りいたします。
日本中が、そして世界中も重苦しい空気が一杯だった2011年を切り捨てることはできませんが、どうにかして皆さまと一緒に、笑顔の日々をおくりたいと願っています。

新年には3つのことを考えました。

1.まったなしの国際化
2.小学校外国語(英語)活動の意義の再確認
3.子ども英語のあたりまえ

1.まったなしの国際化
今年のお正月は妙高赤倉というスキー場で過ごしました。雪はすでに2メートルもあり、神社は鳥居の先端だけが見えていて、初詣はかなわず。ただしロープウェイで山頂まで上がり、快晴のすばらしい新年を迎えました。
日本には立派なスキー場はたくさんありますが、生きる道はまさに国際化です。若者の人口が減り、スキー人口が減るなかで、これだけの設備や温泉を利用した観光地を維持していくには、国際化しかありません。
妙高町もおよそ5年前から、英語、中国語、韓国語、ロシア語のパンフをつくり、少しずつ準備をしてきたということですが、放射能に汚染された日本ということで今は挫折中だそうです。
今年の妙高は東北地方のスキー場へ行く筈だったお客さんが流れたため盛況だったようですが、このように日本の中の悲しい出来事でお客さんを取り合っているのは実に残念です。
どうにか安全な国日本を取り戻し、それをアピールし、海外からのお客さまに来ていただかないと日本の将来はありません。これはもちろんスキー産業だけの問題ではありません。
このような時にしみじみ感じるのが日本の外国語教育の弱さです。このような時代がくるのは予測されていたのですから、小学校からは英語、中学、高校では、その上に、韓国語、中国語、ロシア語のどれか1つを必修にするくらいの国になっていたら、どんなに今、日本人は精神的に楽かと思うのです。どうしてかというと、外国語教育がもたらすものは、その言葉についての知識だけではなく、寛容性、積極性、未来志向性だからです。日本の外国語教育の強化を強く願った新年でした。

2.小学校外国語(英語)活動の意義の再確認
2011年4月から始まったばかりの公立小学校における外国語(英語)活動ですが、すでにその意義について再確認をしていく必要を感じています。
「英語ノート1、2」が全国的に配布され、様々な意見はあるものの、活動の範囲がどうにか示されたことは意義がありました。
問題は、もともと国際理解教育、英語教育、といった分野のトレーニングを受けていない小学校教員にこの活動をまかせるということから、「学級担任がT1として主体的に」という文部科学省の指導が、だんだんに、「学級担任が中心にやる→学級担任だけでやればよい→学級担任一人でやるのが正しい」に変わってきていることです。
同様に、「学級担任は必要に応じて日本語を使って指導する」という文部科学省の指導が、だんだんに、「子どもがわからなければ日本語を使っていいんだ→日本語で指導すればいいんだ→英語で指導する必要なんてない」に変わってきていることです。
このままでは、これまでの最低レベルの中学校の英語の授業が小学校で再現されてしまいます。つまり、英語について教える、訳す、解説する、カタカナをふる、そしてテストをするというものです。
小学校外国語活動の目標はなんだったでしょうか?すばらしい目標なのです。ぜひもう一度、再確認したいものです。
そのためには、
学級担任が「教える」のではなく、子どもに活動をさせる。
楽しい活動を通して、子どもを積極的に、寛容に、解放的にする。
活動の見本は、ALTや地域人材とともに子どもに見せる。
訳さない、解説しない、カタカナふらないで、子どもに体験を通して「なるほど」とわからせる。
今年は、さらに趣旨徹底のために活動していきたいと思っています。

3.子ども英語のあたりまえ
ある大手の英会話会社の話では、震災後、大人の英会話受講生は減ることはなくどちらかというと増えているが、驚異的に伸びているのが、幼児教室なのだそうです。2歳から5歳くらいまでの伸びがすごいのだそうです。
どうしてそうなるのかというと、その年齢の子どもさんをもっている親の年代は、「英語ができるのは当たり前」と考えているからだそうです。
日本人の中に根強い、まずは日本語、次に英語、という順番論がいよいよ否定される時がきたようです。
もちろん、母語が大切、母語が全ての基本ということは誰も否定していません。ただし、世界の状況をみても、日本ほど、単一の言語しか聞こえてこない環境で子どもを育てているのは珍しいのです。
同時にいくつもの言葉を聞いて育つと思考力がつかないとか、根無し草になるというのがありえないというのは、世界中の人が証明していることです。
子どもはもっと偉大なものです。もっと柔軟なものです。子どもはいつだって新しいことを取り入れているのです。子どもはそんなにやわではないのです。
ぜひ、今年も子どもの可能性、子どものすばらしさを最大限に引き出していきましょう。
今から33年も前に、「15歳までに英語もできる国際的に通用する日本の子どもを育てる」ということを目標にmpiの活動を始めた頃には、その目標は
「それ何?」「何のこと?」と思われるほど現実味のないものだったかもしれませんが、今では「そんなことも可能かも」と感じてくださる方も多くなっています。
いつもおもうのですが、日本人は本当は英語ができないのではありません。できても使わないのです。だからつまりできないのです。この問題を根本から解消するには、子どもの時から「使う」ことに慣れている気分になるしか解決方法はありません。知れば知るほど使うことを拒否していくこれまでの壮大な無駄をこの国際化の中で解消していかなくてはなりません。
志を同じくする同志の皆様のさらなるご理解、ご支援をお願いします。