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松香洋子
2011年1月5日
2011年は「コミュニケーションのための英語教育元年」
〜皆さんとチャレンジしたい3つのこと〜
mpi会長 松香洋子
レポート:小学校英語の現場から

(1)大きな舞台を用意する。
mpiがやっているように、Kids Performance Dayのような大きな舞台、チャンスを用意してしまう。
そのような大きな場面で「びびる自分」「後ろにさがりたがる自分」と闘かわせるということです。
舞台が大きければ大きいほど、子どもは「しかたない。ここまできたらやるっきゃない」となります。
これは褒めるチャンスを増やすということにもつながります。この難しい時期の子どもたちも、褒められればやはり悪い気はしないのです。

(2)声を出すべき時、声を出さなくてよい時をはっきりさせる。
思わず笑い声がおきるようなゲームで、おもわず声がでてしまうことをやれたら素晴らしいと思います。声をだす習慣をつけることは大切です。
英語日直のように、きまりに従いその時だけは声を出さなくては、とするのもよいでしょう。
スピーチや、スキットの発表、みんなの前で何かを読むなど、今はがんばって声を出す時だというチャンスを増やすのが大切です。
ペアで一人が声を出して何かをいう、読む、もう一人が聞くだけ、というのもわかりやすい活動です。グループでやってもかまいません。
単語や表現を練習する時に、カードがぐるぐると回ってきて、自分のところにきたカードは必ず言ったり、読んだりして次々、となりにまわすというのもいいものです。

5、6年生は声を出さないのだからと諦めて、声を出さないですむ活動だけにしてしまうと、ますます声を出さない5、6年生ができてしまいます。
反対に、5、6年生に声を出させようと、はじめから終わりまで声を出す活動に取り組ませるのは、成長段階から言って無理があります。

(3)声を出した、英語を使ったことを目に見える形にする。
人数の少ない英語教室であれば、子ども一人にマグネットを1つ決めて、それに名前を書きます。英語を話したら、または、よく声を出すなどその日の目標にあったことができたら、その子のマグネットがどんどん上に上がっていくとか、自分の行動が目にみえるシステムを確立するのはよいことです。

または、子ども一人ひとりに、チップを10枚くらいわたします。机の真ん中にカップを用意し、英語で発言したら、そのチップをコップにいれて、クラスが終わるまでにすべてのチップを使わなくてはならないというのも、自分の発言や、声だしが目に見える形で確認できる方法です。
人数が多い小学校でも、グループごとによく発言したとか、声がでたということを目にみえる形で確認できる方法を確立するとよいと思います。

(4)文字で裏付けをする。
5、6年生は理性が発達してきます。
だから、何をやっているのかがあやふやであることに耐えれなくなるのです。そんな時期には文字で裏付けしてあげると楽になります。このページに書いてあることをやっているのだな、とかわかると安心するわけです。

また、5、6年生は達成感も求めますから、シートや文字にあらわされているものを見れば、今は自分がそれに向って努力をし、それが達成できればよいのだと納得できます。
そういう意味で、文字を読ませたり、書き写しをしたりすることはとてもよいことなのですが、下手をすると、声を出さない5、6年生にさらに声を出さないことを奨励することにもなってしまいます。
しずかに読ませる、しずかに書き写させることは、時間限定にするとか、声を出すことを前提にして練習シートとしてわたすなど、注意が必要です。

2.――子どもの発想を大切にしよう。

先日、『英会話たいそう』を使用している先生が教えてくれました。

ある日、AとBの二人の子どもが近寄ってきたそうです。
Aが先生にぼ〜んと体当たり。
先生がOuch!
Bの子どもがAre you all right?
今後はBの子がLet me try!とぼ〜んと先生に当たってきた。
先生がOuch!
A の子がThis is fun!
先生の感想。
嬉しかった! 痛かった! いたずらっ子め!
先生が受け止めてくれる人とわかっていれば、こどもは英語を「使う」のです。
こんな話を聞く度に、子どもっていいな〜、子どもって楽しいな〜、と思うのです。

Building Blocks Library

もう1つ。
埼玉県の新座市では、もう7年もmpiのカリキュラムで小、中連携の英語教育を推進してくれていますが、今年度の市の英語発表会ではこんな発表があったそうです。

子どもが5、6人、電車に揺られている。
ドアがひらくとそこは過去の世界。
まずは坂本龍馬に英語でインタビュー。
また、電車に乗って揺られて、ドアが開くと、
今度は織田信長にインタビュー。
また、電車に乗って揺られて、ドアがひらくと
今度は卑弥呼にインタビュー。
また、電車に乗って揺られて、ドアがひらくと、
草食系と肉食系の恐竜がいて、食べ物についてインタビュー。

子どもが楽しそうに演じているのが目に浮かびます。

「いやいや。私の英語教室の子どもはもっと素晴らしいのを考える」
「何ですか、これしき。私の学級の子どものスキットはそんな程度でない」
と思われた方もいたことでしょう。いいですね〜。
「子どもは英語を知らないから何もできない」ではなく、「子どもは英語をちょっとだけ知れば何かができる」のです。
だって、小さい子どもは、日本語をちょっとしかしらない時期にも、自分なりにおどけたり、冗談を言ったり、面白いことを言って、さかんに周囲を楽しませるではありませんか?
英語でだって同じことができるのです。
だって、子どもには日本語、英語という垣根がないのですから。

子どもって本当に素晴らしいです。