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松香洋子
2010年10月1日
公立小学校 外国語活動必修化Q&A
保護者に知ってほしいこと、してほしいこと
株式会社mpi会長
松香洋子
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レポート:小学校英語の現場から

松香 年齢別に、子どもの英語へのかかわらせ方を見ていきましょう。ただし、子どもの成長には個人差が大きいので、あくまで一般的な指針として考えてください。

<乳児から幼児まで>
0歳から1歳はスキンシップ、1歳から2歳は母語で絆を深めることが大切ですから、「英語しか聞かせない」などという極端な教育は百害あって一利なしです。しかし、赤ちゃんは日本語と英語を区別せず、楽しければくり返し聞いたり歌ったり、体を動かしたりします。

家庭で子どもに英語を教え始めるなら、親の希望に応えてくれる素直な2歳頃がいいと思います。ただし、もちろん無理強いは禁物です。母語でしっかりと親子の絆を深め、母語のあいさつをおぼえて周囲の人たちとかかわることが基本です。

3歳から4歳は、英語の歌や絵本をどんどん記憶します。「うちの子は天才かしら」とどの親も思う時期です。ビデオやDVDなど適切な教材を一緒に見て、歌い、踊り、まねをしながら、親子で楽しく英語に触れることができるでしょう。ただし、第一反抗期ともいわれる時期ですから、無理強いは逆効果です。

<幼稚園期>
4歳から5歳は、ほかの子どもと違うことをするのを嫌がるので、家で英語を教えるのが難しくなる時期です。機嫌のよい時を見計らって、明るく継続しましょう。

5歳から6歳は母語の完成期に入り、理屈や口答えも出てきます。「去年まではあんなに素直だったのに」と嘆きたくなるかもしれません。一方、英語を面白いと感じる子どもは、自分でCDをかけておぼえたり、自分で絵本を読んだり、文字に興味を示したりもします。

<小学校低学年>
小学1年生(6歳から7歳)は、やる気と自信に満ち溢れ、英語の歌を歌ったり、踊ったり、絵本をすらすら覚えたりと、何でもできて、やりがたる時期です。

2年生(7歳から8歳)は、英語の歌やあいさつの細かい部分がはっきりし、内容をよく理解するようになります。日本語の音声的な習得が一段落し、これから日本語の読み書きの習得に入る時期ですから、この時期から英語を音声的に始めると無理がありません。

このようなことから、小学1〜2年の低学年に英語を教えることには大きな意義があります。

<小学校中学年>
3年生(8歳から9歳)は、競争心や対抗意識が芽生え、面白いと思えば徹底的にやる時期です。この時期に英語の会話をさせると、すすんで外国人と話そうとしたり、友達と英語でやりとりをしたりと、面白いほど伸びます。

4年生(9歳から10歳)は、指導者がうまく誘導すれば、量が多いものでも、内容が難しいものでも暗記し、声に出すことができます。頭脳の筋肉トレーニングにぴったりの時期です。この時期に多量で難しい英語に挑戦させることで、将来に必要な英語力の土台がつくられます。

<小学校高学年>
5年生(10歳から11歳)は、自分で英語が読めるようになると飛躍的に伸びます。ですから、10歳の終わりまでにアルファベットとそれが表す「音」=フォニックスくらいは学んでおくのが理想です。また同時に、次第に自意識が出てきて、いわれるままに暗記したり歌ったりするのを嫌がるようになります。たくさん記憶し、元気に声に出すことができる最後の年齢ですから、英語学習は遅くともこの時期に始めてほしいと思います。

6年生(11歳から12歳)は、知的なチャレンジ精神が出てきますから、自分で選んだ絵本を自分で読めるようにもなります。読み続ける忍耐力や、ほかの人が話す英語に対する「わかりたい」という好奇心を育てたい時期です。

高学年になると塾通いのために英語をやめる家庭もありますが、やめてしまうと、せっかくおぼえたことを全部忘れてしまいます。10歳を過ぎても継続していくことが大切です。

子どもの英語教育についてもっと知りたい方におすすめします
『これだけは知っておきたい 子どもと英語』 松香洋子 著


 世界はどんどんグローバル化が進んでいるようです。グローバル時代に適した力を子どもに身につけさせたいのですが。

松香 ユニクロや楽天といった日本の成長企業が「社内の公用語を英語にする」という方針を打ち出しました。国内市場が頭打ちとなり、日本企業の多くが海外展開に活路を見出す今後、社員が外国語能力を求められるのは自然な道筋といえるでしょう。

とはいえ、グローバル時代に求められる真の国際人としての能力は、外国語能力だけではありません。外国語が流暢に話せるのと同じくらい、多様な個性の持ち主と仲良くなれたり、人としての礼儀や国際的なマナーを身につけていることが大切です。これはグローバル企業の人事部の方からも同じことをうかがいます。

具体的には、

  1. 表情豊かに、アイコンタクトをとり、ふさわしい大きさの声で話す。(ノンバーバル・コミュニケーションの力)
  2. 自分から手をあげて発言する。相手の言うことをしっかり聞く。相手の言うことに反応を示す。相手をほめる。軽く冗談を言う。(国際的に通用するマナー)
  3. 好き嫌い、自分の意思をはっきり伝える。好奇心を持ち、いろいろなことを知っている。(自分の意見を持つ)

といったことが、外国語能力のほかに、グローバル時代に求められる能力です。

これまでmpiが支援した小学校の外国語活動や、mpi English School、mpiパートナー会員の英語教室では、子どもたちがこのような力をどんどん身につけています。

【参考リンク】
英語のできる15歳・コンテスト出場者の動画