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小学1年生 Dolphin Classのレッスンの模様(2010年4月某日)

――小学1年生のレッスンの特徴は、どのようなものですか。

粕谷 小学1年生は年齢的に、
◎耳がよくて、まねが上手
◎くり返しをいとわない
◎体を使うことが大好きで、体で英語のリズムを覚える
という特徴があります。

したがって、レッスンの内容も、何度も英語の音を聴き、体をたくさん使うアクティビティを盛り込みます。また、コミュニケーションの70%をノン・バーバル(非言語)が占めるといわれているように重要な要素なので、顔の表情やジェスチャーも練習します。

教室風景


レポート:小学校英語の現場から

この日のレッスンの大まかな流れ(60分/日本人講師1名、ネイティブ講師1名)

<ネイティブ講師によるセッション>

(1)Step by Step(生徒手帳)に出席シールを貼り、MAB(目標シート)で宿題チェック
(2)Superstar Songs 2 英語のおとあそび教室(リズム・歌・チャンツ教材)を使い、歌を歌ったり、英語のリズムを体全体で感じて表現する。
(3)Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(絵本教材)。毎回、最初から最後まで読むが、各レッスンで当てるフォーカスは異なる。
(4)ネイティブ講師と英語であいさつ。Hi! My name is      . Nice to meet you!
(5)ネイティブ講師の英語を聴いて、体を使ってまねをする。walk, run, jump, touch the ____ , point to the ____ , clap your hands, etc.
(6)Touching game! 絵本Brown Bearで学んだ色の名前を使ってゲーム。
(例)Touch something red! で教室にある赤色の物を探してタッチする。

※ネイティブ講師は、メインの常勤アメリカ人講師の他に、イギリス、オーストラリア等の出身の講師にも来てもらい、文化面、言語面での違いに触れさせることもあります。

<日本人講師によるセッション>
(7)やさしい英会話Pam and Ted 1(会話表現教材)。毎回、テキスト全体の会話表現をくり返して練習するが、各レッスンで異なるフォーカスを当て、状況を設定して特にその表現を使う練習をする。顔の表情やジェスチャーの使い方も学ぶ。I did it! Uh-oh. Thank you. No, thank you. etc.
(8)宿題をStep by Step(生徒手帳)に記録する。
→家でCDをたくさん聞いて、MAB(目標シート)に記録する。
(9)Good-bye Songを歌って終了。

レポート:小学校英語の現場から

取材者の感想
生徒はみんな飛んだり跳ねたり、教室中を動きまわり、元気いっぱいに体を使って英語で遊んでいました。しかも、英語をきちんとインプットしていく工夫が随所にありました。

「(2)Superstar Songs 2」では、“It’s sunny today.”の“u”でパンと手を打ち、一拍のリズムで1文を言う練習。「(3)Brown Bear」では、動物の鳴き声を英語で言い、英語の音を楽しみ、文化の違いに触れる活動。先生の英語を聴いて「(5)walk, run, jump」する活動は、体を使って英語を覚えるTPR(Total Physical Response)という理論に基づいているそうです。Fred先生と一緒にテーブルのまわりを走ったりジャンプしたりする生徒たちの楽しそうなこと!

(5)と(6)のゲームで体をほぐし、初対面のFred先生に慣れたところで、「(7)やさしい英会話」で、落ち着いて基本表現をインプット。歌、ゲーム、会話の組み立てでレッスンの流れにメリハリがあり、生徒の集中力が最後まで途切れませんでした。小1のツボをきちっと押さえている粕谷先生・Fred先生のベテランぶりがきわだって見えました。最初は恥ずかしがっていた生徒が、先生の笑顔いっぱいの褒め言葉で、どんどん積極的になっていった姿が忘れられません。

担当講師・粕谷みゆきからひとこと
粕谷みゆき生徒はみんな4月から英語を始めたばかり。今日は外国人講師との初対面でしたが、すぐに慣れた様子で、Fred先生とのスキットにも大きな声でチャレンジしていました。これからの成長が楽しみです! 保護者の方々には、「お子様の小さな努力と進歩を思いっきり褒めてください」といつもお願いしています。大人は古い英語教育の○×式で子どもを評価しがちだからです。英語を楽しんで身に付けながら、積極性や人への思いやり(=真のコミュニケーション力)が育つ指導を心がけています!

粕谷みゆき Profile
慶応大学文学部英米文学科卒、高校生の時にAFS奨学生としてアメリカの高校に留学。株式会社mpi勤続20年、現在、mpi English School 本部校校長、mpiカリキュラム制作担当、J-SHINEトレーナー講師、mpiセミナー及び公立、私立、民間学校指導者研修講師、文部科学省主催「英語が使える日本人」の育成のための英語教員研修講師などを経験。mpi教材及び他社の教材制作にも携わる。