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小幡 理恵
2010年5月6日
連載
パートナー教室訪問 第9回
4度目の留学で、迷いが吹っ切れた
兵庫県伊丹市 Flower English 子ども英会話
小幡 理恵

取材・構成 奥原剛
レポート:小学校英語の現場から

小幡 子ども達も保護者の方々も皆さん、前向きに受け取ってくださいました。生徒からは「お休みの間に何をしたらいい?」「宿題をいっぱい出してほしい」という声が多かったです。「CDを聴いておくのもいいし、別の英語教室に行くのもいいよ」といったら、「いや、他の教室には行かない」といってくれて。「なぜうちの教室に通ってくれるんだろうか」と悩むこともあったんですが、「生徒は教室を楽しみにしてくれているし、保護者も納得して送り出してくれているんだな」と自信を得ました。結局、他の教室に変えた生徒はいませんでした。本当に感謝しました。

――お休みの間、生徒さんへのフォローは何かなさったんですか。

小幡 運よくよい方にめぐりあって。英語関連の仕事がしたいと幼稚園の先生を退職された方に、ご家庭に行って生徒の自習のお手伝いをしてもらいました。その先生とは毎日のようにメールでレッスンについてやりとりをして、おかげで半数の生徒が学習を続けてくれました。保護者の方々も安心してくれて、とても幸運だったと思います。

私自身も、生徒と英語のメールでやりとりをしたり。それから、留学先の町も人もすごくよかったので、希望者を募って、mpi会員の先生に引率をお願いし、小学5・6年生の3人に10日間の留学体験をしてもらいました。

留学先にて、教室の生徒さん達
留学先にて、教室の生徒さん達

「mpi教材は正しいのだ」と確信した

――教室で学んだ英語を、生徒さんが実際に外国で使う姿を見ることができたんですね。

小幡 はい、私にもいい経験になりました。生徒が私以外の人と英語でしゃべっているところはあまり見たことがなかったので。

生徒達はやはりシャイで、初日はホストファミリーの英語も分からないところが多いようでしたが、すぐに慣れました。「いつもの教材とまったく同じ文ではないけど、だいたい意味が分かるんじゃない?」「英語って同じような表現をくり返してるから、『英会話たいそう』の中から答えられるやろう」と私がいうと、生徒達も積極的に英語をしゃべるようになりました。

その姿を見て、「mpiの教材は正しいんだ」と確信しました。実際に使える簡単な表現をスパイラルにくり返し教えていくのがmpiの指導法ですから、「本当にこれだけでいいのか」「もっと表現を増やせるんじゃないのか」などとつい思ってしまいます。でも、今回、海外での生徒の様子を見て、「シンプルな英語を確実にインプットして、ベースをつくってあげることが正しい教え方なんだ」と再確認することができました。

――先生ご自身はどのように過ごしていらっしゃったんですか。

小幡 私が滞在したのはパウエルリバー(Powell River)という田舎町で、外国人を珍しがって歓迎してくれました。話をすると、「なんでそんなに英語が上手なの?」「発音もきれいだよ」と褒めてくれて、「RとL、THの音が出てないと思う」といっても、「いや、それで大丈夫だよ」といってもらえて自信になりました。

ネイティブの子どもも最初は間違える

語学学校に入って、1カ月はIELTS(International English Language Testing System)のコースを取って勉強し、あとの1カ月はオブザーバーとして、語学学校の先生がどう教えているのかを見せてもらいました。生徒が大人か子どもかの違いはありましたが、先生としての姿勢を見せてもらったことで、いろいろと勉強になりました。

自治体が主催しているサマースクールのクラスも見せてもらいました。「見学してもいいですか」と懸命にお願いして、「日本で先生をしているのならいいですよ」と許可してもらって。そのサマースクールは、勉強が苦手な子ども向けのライティングやリーディングの補習でした。

多読をやっていたんですが、ネイティブでも拾い読みをしているという当たり前の現実に、ハッとさせられました。日本の子どもは、最初は絵本をスラスラと暗誦していたのが、フォニックスで文字を導入すると拾い読みになって、読むスピードがゆっくりになる。「大丈夫かな。またもとのスピードに戻るのかな」と不安になることもあったのですが、ネイティブの子どもでも最初は拾い読みをする姿を見て、「これでいいのだ」と納得しました。