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小川隆夫
2010年3月2日
小学校英語活動
必修化に向けた課題と提案
公立小学校教諭
小川隆夫
ネイティブALTをより高度に活用するために

とはいえ、小学校英語活動の現状には、まだまだ解決しなくてはならない課題がたくさんあります。例えば、担任の先生や地域の方が頑張っているのに、日本人には「ネイティブのALT信仰」が根強くあります。私たちが日本語を話せるからといって、よい日本語指導者になれるわけではありません。それと同じで、英語を話せるだけでは、よい指導者ではありません。

ネイティブのALTと一緒にTeam Teachingを組む日本人の先生は、どうしたらALTに最大限の力を発揮してもらえるのか試行錯誤の状態です。税金で雇うネイティブのALTに対しては、採用の規準を設けてほしいと思いますし、小・中・高を含めてALTをどう活用するかを、もっと真剣に考えていく必要があると思います。

「英語ノート」にスパイスを

現在、私が積極的に取り組んでいることは、たくさんの先生方に私の授業を見てもらうことです。実際に「英語ノート」を自分のものにして教えることは、かなりの工夫と努力が必要だからです。私は、「英語ノート」の基本的な使い方にちょっとだけスパイスを利かせた授業を公開することにしています。

基本的な使い方をマスターすれば、ポイントをはずすことなく授業を展開できます。そこに、指導者のオリジナル・スパイスを加えれば、一味違うより楽しい授業になります。「英語ノート」のこの題材にはこのチャンツを組み合わせてみるとか、やさしい歴史の絵本を6年生の英語活動の最後の10分に取り上げてみるなど、先生一人ひとりの独自の味付けがあるだけで、授業に奥深さが出てきます。この微妙なさじ加減で高学年の子ども達をひきつけることができます。

授業風景

英語活動が順調なクラスの特徴とは?

全教科で言語教育が大切にされる現在、担任の先生は腕の見せ所です。私は学級経営がうまくいっているクラスは、英語活動も順調に進んでいると考えています。かつ、国語の授業が充実しているクラスの子どもたちは、英語活動にもかなりポジティブな反応を示すようです。

全国でたくさんの小学校の研究授業を見せていただきましたが、担任や友達とコミュニケーションが上手にできるクラスの子ども達は、英語活動でも積極的にコミュニケーションを図ろうとしています。やはり、言語能力が磨かれているクラスは英語にも敏感です。

地域人材の有効活用を

最近、J-SHINEのトレーナーの方々とお会いする機会が増えました。もちろん、優秀な方が多いのですが、英語力が高いだけでなく、人間として素敵な方ばかりです。担任との打ち合わせの様子やアドバイスの方法を見せていただくと、相手への思いやり、周囲の人たちへの配慮、タイムマネージメント、そして、ポイントを外さない提案、アドバイスなど、魅力的な点が多いことに気づきます。トレーナーご自身も苦労して英語を学んだはずです。

地域の人材にはこうした才能を持った方々がたくさんいるはずです。ぜひ、地域の方々にもたくさん活躍していただき、小学校英語活動をよりよいものにしていただけたらと願っています。