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小川隆夫
2010年3月2日
小学校英語活動
必修化に向けた課題と提案
公立小学校教諭
小川隆夫
公立小学校教諭。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修士課程修了。鳥飼久美子氏に師事し英語コミュニケーションを学ぶ。松香洋子氏を児童英語教育の師とする。the best of JALT awards2004大賞(JALT全国語学教育学会)。著書に『先生、英語やろうよ』『高学年のための小学校英語』『リズムでおぼえる教室英語ノート』(監修)(以上mpi)、『Info Trail教え方の手引き』(共著、ピアソン・エデュケーション)、『21年度から取り組む小学校英語』(共著、教育開発研究所)。全国各地で講演・研修も行ない、児童が輝く英語活動のヒントを提供している。
レポート:小学校英語の現場から
松香洋子より、小川先生のご紹介

たしか、7、8年も前のことです。
埼玉県にすごい英語の授業をする小学校の先生がいると聞き、公開授業を見にいくと、たしかにそれはすごいものでした。子ども達は、魔法にかけられたかのように、喜々として、一糸乱れず、英語の歌を歌い、『英会話たいそう』を踊り、スキットをつくって楽しんでいました。声は大きいし、英語も上手でした。
公立の小学校でいったい何が起きたのか!?

「小川先生には何か秘密の戦術があるに違いない!」
そう思った私は学校の許可をえて、朝から晩まで、3日間にわたり、小川先生の学級の様子をすべて見せてもらいました。

結論からいうと、何もマジックはありませんでした。
コツは、子どもをやる気にさせること、リーダーを育てること、子ども達が自主的に英語と遊べるように、自由に触れられる教材やCDプレーヤーを置いておくこと、毎日のようにインプットすること、普段から礼儀正しい、けじめのある学級をつくっていること、などでした。

その後、小川先生から、あらゆる本屋に行って教材をさがし、たくさんのワークショップに出て指導法を模索した結果、mpiの教材を選んでくれたことを聞きました。

現場ではまだまだ英語活動に相当な抵抗があった時代でしたから、小川先生もはじめは一人で、学級内で始められたということです。すると、隣の学級の先生が「なんだか楽しそうですね」といい、その階に広がり、やがて下の階にも広まっていき、それから全校インプットへ、研究指定校へと進みました。その後の大活躍は皆様もご存知の通りです。


mpi会長 松香洋子
レポート:小学校英語の現場から
先日、mpiから『先生、英語やろうよ』『高学年のための小学校英語』が版を重ねていると聞きました。この2冊は2006年、2007年の出版ですから、新学習指導要領も「英語ノート」もない時に書いたものです。それにもかかわらず、国の指針が示された現在でも求めてくださる方がいるというのは、著者としては本当に嬉しい限りです。

私は、「日本の将来を担う子ども達にはこんな英語活動が必要だろう」と考えながら、実践をもとにこの2冊の本を書きました。読者の皆様の中には、たくさん迷って、悩んで、試行錯誤の末、この本を手にしてホッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この本の中には子どもの姿が見えます。小学校英語活動の本は、本屋さんの大きな棚がいっぱいになるほど種類が増えました。しかし、子どもの姿の見えない英語活動の本は使いにくいものです。先生の苦労が見え、子どもの活動している姿が見える本は、誰が読んでも納得でき、使いやすいものだと思います。

先生、英語やろうよ 高学年のための小学校英語

熱意とCDがあれば充実した英語活動ができる!

この数年間、英語活動に果敢に取り組む熱心な先生たちをたくさん見てきました。私が小学校英語に関わってから18年が経ちましたが、「必修化」という言葉は、自信がなく腰が重かった先生たちを立ちあがらせるとともに、興味があった先生には元気を与えました。そして、これからの子ども達のために、なんとか少しでも楽しく、コミュニケーションへの積極性が育つようにと、熱心に研究を始める先生たちが増えてきました。こうした熱心な先生たちをぜひとも応援したいものです。

どの学校でも担任の先生は一生懸命です。担任の熱意があれば、CDラジカセ1台だけで、ALTがおらず電子黒板がなくても充実した英語活動が行なえると思います。担任の先生は「私の発音では子どもがかわいそう」とよく言いますが、CDの英語を子ども達と一緒に真似していると、先生の英語も自然に上達していきます。「日本人の英語だ」とあまり気にする必要はないでしょう。