数字で見る小学校英語必修化|英語教材、英語教室(子供向け)ならmpi

記事
新着の記事
過去の記事
2008年12月までの記事
英語教材、英語教室(子供向け)HOME > 記事 > 数字で見る小学校英語必修化
新着の記事
数字で見る小学校英語必修化
2009年3月2日
数字で見る小学校英語必修化
〜「質の高い指導者確保」に向けて〜
英語と子どもニュース 編集部
(執筆協力:奥原剛)
レポート:小学校英語の現場から
J-SHINE有資格者をはじめとする
民間英語指導者の採用と活躍を期待
「小学校での英語教育の普及・発展を支援する」という趣旨のもとに2003年に設立された「小学校英語指導者認定協議会(略称:J-SHINE)」というNPOがあります。このJ-SHINEは、全国各地で英語指導者養成セミナーを開き、所定の課程を修めた受講者に対し、英語指導者としての資格認定を行っています。また、資格認定者をJ-SHINEのホームページのデータベースで公開し、各地の教育委員会に有資格者の指導者採用を働きかけています。J-SHINEから英語指導者資格を認定された人は、すでに1万6000人を超えています。

MPI 松香フォニックス研究所も、J-SHINEの活動に協力しています。J-SHINEの認定登録団体として、J-SHINEで規定された内容の指導者養成セミナー「J-SHINE資格取得コース」を開講しています。弊所所長の松香洋子は、J-SHINE設立以来、理事・認定委員を務め、現在はトレーナー検定委員長も兼任し、また他団体のJ-SHINE講座でもゲスト講師を務めるなど、J-SHINEを事実上リードする役割を果たしています。

前述のとおり、これまでの小学校英語活動では、ALTと学級担任の関与が9割を占めています。現段階では、J-SHINEの資格を取得した民間英語指導者が、小学校現場で英語活動に関わっている例はまだ多くはありません。

しかし、J-SHINEの資格を取得した英語指導者は、一定の指導技術を有し、教材やカリキュラムにも精通しています。小学校の英語必修化を契機に、今後、小学校でのJ-SHINE資格取得者の採用は増加すると思われます。

小学校英語活動後の児童の感想

以上のことから、
●小学校英語教育では、「質の高い指導者の確保」が課題であり、小学校での英語指導者を養成するJ-SHINEの活動と、全国各地の民間英語指導者が小学校で採用され活躍することは、必修化後の小学校英語教育を成功に導くカギである、
といえるでしょう。

小学生以前の英語学習経験は
後に意識とスキルともに高める
では、最後に、小学校での英語教育の意義を、調査結果をもとに、あらためて考えてみましょう。
日本と韓国で実施した「東アジア高校英語教育GTEC調査2006」というリサーチがあります。この調査では、小学生以前に英語を学んだことのある高校生は、中学校で初めて英語を学んだ高校生よりも、英語に対する意識とスキルの双方が高いという結果が出ています。

例えば、小学生以前に「学校でのみ」英語を学習したことのある高校生で、中学生時に英語が「好きだった」と答えたのは49.0%、「嫌いだった」と答えたのは27.1%でした。
それに対し、小学生以前に英語を勉強したことのない高校生で、中学生時に英語が「好きだった」のは37.5%(小学生以前の英語経験者より−11.5%)、「嫌いだった」のは32.7%(小学生以前の英語経験者より+5.6%)でした。
つまり、小学生以前に英語学習の経験があると、中学生になってから英語が好きになる可能性が高まる、ということです。また、同じ調査から、小学校以前に学校と学校外の両方で英語を学習した場合、英語を好きになる傾向はさらに高まるという結果が出ています。