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  英語活動で、自分を好きになるきっかけを。第3回

香川県綾歌郡綾川町立羽床小学校
教諭 横田由香

聞き手・MPI機関誌The Front編集部

●子ども達の意欲を高める4つの視点。
編集部(以下、編)
英語活動で特に気をつけている点があれば教えて下さい。
横田 英語活動に限らずどの教科の授業でもそうですが、一番気をつけているのは、子ども達の意欲をいかに高めていくか、ということです。意欲を高めるために私がいつも気をつけていることは次の4点です。

1つ目は、全員の子ども達が分かろうとすれば分かる内容か、しようとすればできそうな内容か、またそれをするための手立ては十分か、ということを前もって吟味することです。最近の子ども達の中には、難しそうな課題だと思うと、途端に気力を失ってしまう子が増えてきたように感じています。

2つ目は、テンポよく授業をするということです。「あれ? CD忘れてきちゃった! ちょっと職員室までとってくるね」「ビデオが映らない! ちょっと待っててね」「えーっと、グループ分けはどうしようか……」なんて言っているうちに、子ども達の意欲はどんどんそがれていきます。授業に「隙間の時間」をつくらない。教材・教具の準備は万全にしておく。かけるCDを順番に並べておいたり、使うカードを移動黒板などに貼っておいて、さっと見せられるようにしておくことも、大事な指導技術だと思います。

3つ目は、とにかく自分が一番元気よく! 子ども達に「しなさい」と言うなら、指導者自らよいお手本を示すべきだと思います。

そして4つ目は、特にゲームがそうですが、子ども達がのって来ない時は、たいてい教師のやり方に問題があります。「だめだ……」と感じたらいつまでも引っ張らないで、すぐ次の活動に移ります。また、子ども達は楽しいと「もっとやろうよ」と言いますが、それにこちらがのってしまうと今度は飽きさせることになりかねません。ですから、「また今度ね」とさらっと流して終わった方が、次回への意欲につながることが多いようです。どちらにしてもしつこくしないことが成功の秘訣です。

 クラスマネジメントの面で気をつけていらっしゃることはありますか。
横田 低学年や中学年では、授業の終わりの方に必ず絵本のstory timeを設定しています。しっかりと聞くことで、ゲームなどで上がったテンションが学習モードにもどり、次の教科の授業に落ち着いて取り組むことができます。
また、さっきまで日本語で算数や国語の授業をしていた担任が、英語活動の時間になると突然英語で指示をしだすことに、素朴な疑問をもつ子がたくさんいます。英語活動の最初の時間に、Only Englishを納得させるために、私はこんな話をしています。「みんなは、体育の時間はどんなことする? 体を使うよね。じゃあ、国語の時間は? 言葉や漢字を使うよね。算数は? 数字を使うよね。みんなが体を使ったり、言葉を使ったり、数字を使ってお勉強する時は、先生も同じように使って一緒にお勉強をするでしょ。今から一緒にお勉強するのは英語です。だから……? そう、みんなも先生もたくさん英語をつかっていくよ」。このような説明は、低学年であればあるほど効果的です。

 英語活動について悩んでいらっしゃることはおありでしょうか。
横田 本校は空き教室がなく、環境づくりがまったくできないことが悩みのタネです。今年度は朝の活動の時間に15分程度のモジュール時間を設定し、全校インプットをする計画です。