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全6回の連載でお届けする、「英語活動で、自分を好きになるきっかけを。」
香川県綾歌郡綾川町立羽床小学校教諭・横田由香先生インタビュー

この連載では、MPI機関誌 The Front 2008年春号 No.20 「キレイごと抜きの現場報告 小学校だから!できること 」に掲載の、香川県綾歌郡綾川町立羽床小学校教諭・横田由香先生インタビューを、文字数の関係でやむなくThe Front で掲載し切れなかった部分を収録した完全版で掲載いたします。綾川町立羽床小学校では、6年前から英語活動に取り組んでいます。

英語活動に取り組む小学校は全体の97%を超え、NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)の小学校英語指導者資格を取得する方も増えています。民間の英語指導者の間でも、小学校英語への関心はますます高まっています。
しかし、これから小学校で英語を教えたいと考えている指導者が、経験者の生の声を聞く機会はなかなかありません。
英語教室と小学校とでは、どのような違いがあるのか?
小学校で英語を教える喜びは、どんなところにあるのか?
そして小学校で教える難しさや苦労は……?
本連載では、小学校で英語を教えた経験を持つJTE、ALT、担任の先生方による“本音の”現場報告を掲載しています。キレイごとはいっさい抜き。現場の汗と涙をお届けします。

英語活動で、自分を好きになるきっかけを。
香川県綾歌郡綾川町立羽床小学校
教諭 横田由香

聞き手・The Front編集部

香川県綾歌郡綾川町立羽床小学校 教諭 横田由香

●低学年の英語活動は「学級活動」と「音楽」として。
編集部(以下、編) まずは、小学校英語を始められてからこれまでの経緯について聞かせて下さい。

横田 英語活動との出会いは6年前のことです。当時の校長が非常に研究熱心な方で、町内在住のJTEに支援を依頼し、5、6年生の総合的な学習の時間の一部を英語活動にあてました。当校は1学年1クラスで多くても24名、平均15名程度という小規模校です。ですから、各学年、各担任のカラーを自由に出すことができるという点で、英語活動を進める上で恵まれた環境にありました。

はじめの3年間は、6年生が1、2学期の週1時間、5年生が3学期の週1時間という時間配分でした。その約1年後に町でALTを配置することになり、一気に本校の英語活動は進み始めました。その年から、1年生から6年生まで週1時間、英語活動を教育課程の中に位置づけ、現在に至っています。5、6年生は安定してJTEの方が支援にきて下さるので年間35時間を確保できていますが、1年生から4年生まではALTやJTEのサポートを受けられない時があり、実際は年間20時間程度です。

英語活動を教育課程の中に位置づけるにあたって、3年生以上は総合的な学習の時間として時数を確保することで問題はなかったのですが、困ったのは低学年での扱い方でした。そこで職員間で生まれてきた課題は、「英語活動で、どんな子ども達を育てたいのか、どんな力をつけたいのか」ということでした。幸い私のそばにはいつもMPIの理論を熟知したJTEがいて、私もMPIのセミナーやフォーラムに参加して貪欲に情報を集めていたので、答えはすぐに見つかりました。

その時の私のキーワードは、「人との円滑なコミュニケーション」「自他を認める高めあいの態度」「英語はリズム」というものでした。そこで、時間割上、低学年では、ゲームなどを通してよりよい人間関係を築くというねらいから「学級活動」、歌って踊って体全体でリズムを感じるといったことから「音楽」として設定しました。

こうして始まった当校の小学校英語は今年度から7年目に入りますが、初めの2年間、5、6年生の担任だった頃の私は、JTEの先生の授業を子ども達と一緒に受けているような状態でした。実際に自分で指導案を立てて授業ができるようになったのは4年前のことで、低学年の担任でした。歌って踊って冬でも汗をかくような英語活動をしていました。

ところが、現在は5年生の担任です。久しぶりの高学年で、ある程度予想はしていたものの、日を重ねるごとに子どものノリが悪くなってきているのが手にとってわかるので、試行錯誤しています。

編 高学年指導では、どのような工夫をなさっていますか。

横田 今の私の愛読書は、小川隆夫先生が書かれたMPIの『高学年のための小学校英語』です。基本的にこの本の内容をそのまま使っています。ワークシートをコピーできるというのも、忙しい私たちにとってうれしいことです。

今日、英語の時間にゲームをしました。その時に、最初は私はすねていました。でも、先生がやっていたゲームでたのしくできたのでよかったなぁと思いました。また、みんなの笑顔ができるようにあのゲームをしたいです。また普段の授業の中では、「ダンスとジェスチャーは違う」と説明してから、『英会話たいそう』について「踊らなくていいからね。ジェスチャーを大きくしよう」と声かけをしています。また、雰囲気が悪い時は、低学年でよくやった “U are out!” や “Acca bacca soda craker…” などの単純なゲームで盛り上げてから授業に入ることもあります。単純明快で誰が鬼になるのか分からないゲームは、高学年になっても楽しいようです。

右は子どもが書いてきた日記です。英語活動がいかに心をほぐすのかがよく分かります。