全国の小学校英語(外国語)の活動をサポート|小学校英語(英会話たいそう 実践例の報告 <第1回>)

小学校英語
小学校英語の現場から
小学校英語に一番近い!
小学校英語・英語教材・指導者資格HOME > 小学校英語 > レポート:小学校英語の現場から > 英会話たいそう 実践例の報告 <第1回>
レポート:小学校英語の現場から タイトル一覧に戻る
   小学校英語サポート

英会話たいそう 実践例の報告 <第1回>

MPI講師 中村有希子

これから数回にわたって「英会話たいそう」の実践例の数々をご紹介していきます。

■「英会話たいそう」は 新学習指導要領の目標にふさわしい
新学習指導要領 第4章 外国語活動
第1 目標
外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーションの素地を養う。

■「英会話たいそう」は歌って踊るだけではありません
くり返しインプットを行い、クラスの大半の児童が踊って歌える段階に到達したら、次はどのような活動にもって行けばいいの? という疑問にぶつかる先生も多いようです。そんなときは、この教材がコミュニケーションのための教材であることを思い出して下さい。この報告ではコミュニケーションのための具体的な指導案をご紹介します。日々の授業での活動のバリエーション、応用、発展活動のアイディアとしてご活用いただければ幸いです。

*******************************************************************************************

第1回では、次の項目を、ご紹介します。
1)「英会話たいそう」を取り入れた具体的な指導案 1
2)「英会話たいそう」の学級担任のちょっとしたコツやアイディア 1

*******************************************************************************************

◆ 「英会話たいそう」を取り入れた具体的な指導案1 ◆
Ouch!(9)Are you all right?(10)
を使った指導案の例
※()内の数字は、「英会話たいそう」の96表現の各番号です

対象学年
:第2・3学年
授業時数:20分×2コマ
指導条件:「英会話たいそう(パート1)」「体の部位」を導入済みであること
教材
MPI教材 (1) Ouch!(9)Are you all right?(10)の絵カード
(2) Songs and Chants CD#8 ♪Head, shoulders, knees and toes
自作教材 (1) 体の部位ポスター
(2) 体の部位カード

(第1時)
(1)Head, shoulders, and toesを歌う(歌に合わせて)。
(2)ポスターで、または教室前方に出てもらった児童の体の部位をHRT(ALT)が指さしながら、体の部位(Head, shoulders…に出てくる部位のみ)を復習する。
(3)Ouch!(9)の絵カードを黒板にはる。HRTがポスターの中の部位をひとつ指し、ALTがOuch! My ○○ hurts.を例示する(ALTがいない場合は、マグネットをおいてHRTが例示するなどどのようなアレンジでもOK!)。今回は、ALTに大げさに演技してもらった。
(4)HRTが指示した部位で、ALTのマネをする。Ouch! My ○○ hurtsを十分に繰り返す。
(5)最後に、「Ouch!とだれかが言ったらなんと声をかけるか」児童に尋ねる。

(第1時)
(1)Head, shoulders and knees and toesを歌う(歌に合わせて・カラオケで)。
(2)ポスターで、全員でOuch! My ○○ hurts.の練習。
(3)児童を半分に分ける。HRTは体の部位カードを1枚ずつ見せる。半分の児童はその部位を触りながらOuch! My ○○ hurts.と演技する。他児童はAre you alright?と声をかける。絵カード(10)を見せるか、黒板にはるといい。
(4)児童1名に教室前方に出てもらい、自分で選択した体の部位を触りながら演技。他児童はAre you all right?と声をかける。
(5)リレーゲーム→最前列の児童にのみ絵カードを見せ、A;Ouch! My ○○ hurts. B:Are you alright?のやりとりを後方へと順々に伝える。1列見本に示すといい。
(6)児童2名に教室前方に出てもらい、スキットを発表。

(上記指導案に基づいて行った授業に対する、担任の先生からの感想)
※hurtsの発音は絶対ムリと思ったけれど、そうでもなかった。
※A:Ouch! B:Are you all right?のやりとりは出来ていたのに、My ○○ hurtsを付け加えたとたん積極的でなくなった。最初からMy ○○ hurts.を加えたやりとりを導入予定だったが、まず、第1時前半では、Ouch! My ○○ hurts.のみ練習することに変更した。ただ、ALTがあまりにも痛そうに演技するので、自然にAre you all right?と声をかけた男子児童が現われ、第1時後半から、他児童もMy ○○ hurts.を加えたやりとりが自然とできるようになった。
※全員練習の際の「もうちょっと痛がって!」といった声かけや、「折ったカードを箱の中からもったいぶって取り出してから見せる」等の工夫次第で盛り上がり、印象づけることができた。
※その気になって上手に発表できるペアが多く、非常に楽しい授業展開だった。

*******************************************************************************************

◆ 『学級担任』のちょっとしたコツ&アイディア1 ◆
(1)第3学年・50代女性教諭
顔カードを作った。右向きの男の子1つ、左向きの女の子1つ。でも両面に描いてある。絵カードで練習する際、「会話になっていること」が認識しやすいようだ。「英会話たいそう」以外でも使えて便利。

(2)第1学年・40代男性教諭
最近、連絡帳を返すとき、プリントを渡すとき、チョークを渡すとき、いつでもThis is for you(25)。

(3)第4学年・20代女性教諭
1学級37名の大人数のため、大半の児童が発話できていても、やはり発話できず楽しくおどっているだけになって発話できていないままの児童が数名見受けられる。 そのため、どんなに上手になってきていても、「毎回、必ず1度目は視聴するようにしている。そして2度目は歌う。3度目は歌って踊る。」 その際、黒板に、@目、耳のイラストに○、口と踊っている人間のイラストに×、A目、耳、口に○、踊っている人間のイラストに×、B目、耳、口、踊っている人間のイラストに○を描いている。(イラストと言っても5秒で描ける簡単なもの)

(4)第3学年・40代男性教諭
最近の褒め言葉はいつでもThat’s great(34)英語以外でも使うと定着するんだな…と実感する。

(5)第2学年・20代女性教諭
先日、順番に発言をする際、こちらからIt’s your turn.と言ってみた。児童にはIt’s my turn(23)を言うよう促した。