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研修日:2007年10月19日(金)  新宿区立江戸川小学校 英語活動報告2

MPI 講師 柳田淑代

★平成 18・19年度 新宿区教育委員会研究発表校として、江戸川小学校で大勢の参加者を迎え、研究発表会が行われました。前日から空模様が心配されましたが、時折晴れ間も顔を出す秋らしい日和の中、2年間の研究成果を発表された先生方の表情は自信に満ち、笑顔で輝いていました。

◆思えば H18年6月7日 はじめてこの学校の門をくぐり、先生方と一緒に英語活動を歩むことに。先生方の顔には戸惑いや多少の不安などが入り混じっている様子。「英会話たいそう」に関してまだまだ理解されず、(歌って踊るなど無理かも・・・という)無言の抵抗感。

◆研修を重ねるたびに
CDにあわせて歌やチャンツが英語らしいリズムで何曲も歌えるようになられ、「何だか楽しいわね。」「このくらいの教室英語なら覚えて言えそう。」という声が聞こえてきました。『英会話たいそう』をジェスチャー付きで表現することの意義や、なるべく日本語を減らし英語で活動することの意味を徐々に理解して頂き、実践に活かせるように努力されてきました。活動内容にも創意工夫が見られるようになって来ました。

◆ALTとの打ち合わせでは
授業案を片手に身振り・手振り (この経験からも先生方はジェスチャーの大切さを知って下さったのかもしれません?!) を交えて毎回約3分間のミーティング。『先生、英語やろうよ!』(p. 86) 『高学年のための小学校英語』( p.52)を熟読し、“Practice makes perfect!”[慣れるしかない]の精神で、毎回派遣されてくる外国人講師とコミュニケーションを図る努力をされていました。

◆発表当日・ 3年生の公開授業に密着レポート!!
Y先生(英語活動歴約半年)のクラスに張り付いていました。
最初の挨拶の立ち位置は・・・バッチリ! 名前を呼ばれ ALTと挨拶をかわしている児童が残りの子供たちの方を向き、全員で挨拶のやり取りを見聞きでき、クラスに一体感が生まれていました。
教室英語の使い方は・・・子供たちが理解できる一定の表現で、しかも簡単で短い(説明的にならない)教室英語を使い、ALTに補ってもらいながら子供たちを動かしていました。これだけできればもう大丈夫です。
活動中には・・・どの子からも“Let me try!”“Me, too.”“I know.”“How about you?”
などなど、『英会話たいそう』の表現がポンポン飛び出し感激!(少し緊張気の先生、もっと子供たちの声を拾って〜!)と心の中で応援しながら見ていると、“Good job!”のほめ言葉が聞こえてきました。その調子、その調子、先生がんばってください!
ビンゴゲームに私も参加・・・子供たちのやりとりの中で(S:児童 T:私)
S:Hi!
T:Hi!
S:I like cheese. How about you?
T:Me, too. I love cheese. (ここでBye.と言おうとしたら)
S1:How old are you?
T:(キタ〜!この質問。すかさず英会話たいそうの表現のままを使い)
I'm 16(sixteen).(と応えると)
S1:Thank you. Bye!
T:(え、納得してくれたの?と思いつつ)See you.
決められた会話表現以外に自分が覚えている表現を使って尋ねてきたのです。すばらしい ! 以前の研究授業の時から私のことが気になっていたのでしょう。顔は日本人なのに英語しか話さない変な先生?ですから。でも、このような子どもたちとのやりとりが楽しくて、英語活動はやめられません。
最後に絵本を使って・・・ALTが表情豊かに読み聞かせ、子供たちはビンゴゲーム で張り切ったあと静かに絵本に聞き入っています。above, belowなどの言葉を覚えた様です。
“That‘s all for today.”・・・きっちりした表情と声で終わりを告げる担任。Y先生に、参観者からは、「中年の鑑!」「やればできるのね」という絶賛のほめ言葉。

◆「先生が小学校英語に対する考えを変え、英語に立ち向かう態度を変えて下されば、子供たちも変わります。」
とても基本的なことですが、この最も大切なことを江戸川小学校の先生方は研究授業を重ね、 身をもって示して下さいました。
本当に意義のある充実した研究発表会で、他の学校の先生方に多くの提案を掲げてくださいました。その中でも参加者の心に響いたのは 「小学校英語に一番必要なこと、それは度胸です。」 とおっしゃったことでした。今後も研究を広げ、子供が活躍する英語活動を続けて行ってくださることを祈っています。いつか、また突然に抜き打ちで訪問させていただくかもしれません。